突然ですが、昼休み、会社の近くの古本屋で、マックス・ウェーバーの
『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』
を発見。汚れてたけど、100円で売ってたので、買ってしまった。
最初にこれを読んだのは33年前かなぁ。その時は、大学の先生の言われるまま、訳もわからずフムフム納得した記憶がある。 確か試験用に、先輩のノートを借りて内容の要約を暗記したことも・・・何を暗記したのかさえ、完全に白紙に戻ってるけどねぇ。
しかし、こうしてそれなりに人生経験もし、ユダヤ人の機関投資家と喧々諤々の交渉も経験した後で、陳麻屋の坦々麺をフーフーしながら、読んでみると、その詭弁ともいえるロジックがポロポロ見えてくる。
後日、このテーマに関して別立てで詳しく書くけど、ひとまず結論を!
資本主義があの時代のヨーロッパに生まれたのは、決してプロテスタントが清貧な生活態度で、倹約した結果から資本が蓄積したからではありません!
過去3000年以上にわたって蓄積された、新大陸、インド、そして中国の富。
これらを、たった50年~100年という短い期間で、ヨーロッパが収奪し尽くしたこと。
普通に働いていては、倹約しようが何しようが、絶対に蓄積不可能な富を、短期間に局所的に集中させたことで、一気に資本主義というシステムの種火が点火した。
(宇宙論的に言えば、資本主義のブートストラップが起こった!)
さらに別の言葉で言うなら、悪魔的なほどのヨーロッパ人の強欲さが、資本主義を生み出したのですな。
ウェーバーの本は、驚愕すべき詭弁だよ。
また、そう考えると、本日の資本主義の持つ、悪魔的な側面も非常に良く理解できるようになる。
現代の資本家が節度を失ったとか言うけど、最初から資本主義に節度など無い!
あれ? 聖なるものを、探す話から脱線してしまった・・・
明日は、普通に戻します。
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